Temple Hotel 大慶寺

宿坊について
円妙山大慶寺(日蓮宗)。静岡県藤枝市藤枝4丁目2-7。
旧東海道の22番目の宿場・藤枝宿のまん中に立つ、開創770年あまりのお寺です。1253年の春、比叡山へ遊学する途中の日蓮聖人がこの地に立ち寄り、茶店を営んでいた道円・妙円の夫婦を教化して、記念に一本の松を植えられました。それが「久遠の松」。夫婦はやがて自宅の裏に法華堂を建て、それが大慶寺のはじまりとなりました。
江戸時代には田中城(4万5千石)の祈願所となり、「さむらい寺」と呼ばれました。時の住職が姫の病気平癒祈願の功で嘉賞され、城主と対等の乗輿を許されるほどの厚遇を受けたと記録に残っています。
この松を目の前に望む一棟貸しの宿坊が、2026年6月にグランドオープンした「観松蔵(かんしょうぞう)」です。
久遠の松

樹齢770年の黒松。高さ26m・枝振り30m・根本周囲7m。松としては最高齢の部類で、全国でもまれに見る大木です。
- 静岡県指定天然記念物
- 「日本の名松100選」(昭和58年)— 静岡県内では「三保の松原」「沼津千本松」と並ぶ3つのうちの一つで、単体の松での選出は久遠の松だけです。
- 日本遺産の構成文化財(2020年6月認定)
松の前には石彫の大宝塔があり、その下に道円法師・妙円法尼のお墓があります。鎌倉時代のものと鑑定されており、「円妙山」という山号もこの二人の法号に由来します。
住職の思い

大慶寺住職 大場 唯央(おおば ゆいおう)
大慶寺の歴史とともにある『久遠の松』。誰もがこの雄大な枝振りに目を向け、称賛いたします。しかし、本当に大事なのは、この枝振りを支えている私達の目には見えない、地下の「根っこ」の『おかげさま』。
大慶寺も『久遠の松』のように、地域にしっかりと根を張り、どんなことがあっても、この地域とともにあり続け、縁ある人々の「心かえる」場所として、普段はなかなか気づくことのできない「おかげさま」の心を育み、『おかげさまの循環(=知恩報恩)』を広げ、安穏な地域社会づくり・人づくりを目指していきます。
— 大慶寺住職 大場 唯央
お寺の三男として生まれ、早稲田大学に進学したのち、20歳過ぎで僧侶の道へ。藤枝市に戻り、仲間とNPO法人SACLABO・一般社団法人SACLABOを立ち上げ、まちづくりに励んでいます。日蓮宗声明師・修法師・専任布教師、教誨師、グリーフケアラー。一般社団法人andon 代表理事。三児の父。
境内・伽藍
『240年の客殿、100年の本堂』。歴史や日本らしさを感じる建物でありながら、現代に即したバリアフリーを心がけています。








- 本堂 — 大正12年着工・昭和2年竣工。間口10間・奥行き10間。内陣には御本尊の久遠実成の釈尊と、京都遊学へ旅立つ姿の日蓮聖人の御尊像を奉安。内部の欅丸柱4本は檀家の山から切り出したもので、太いものは直径50cm — いまの日本にこの太さの欅は存在しません。椅子席・エアコン・音響設備完備。
- 毘沙門天 — 日蓮聖人が比叡山から持ち帰り、道円・妙円に大慶寺の守護神として授けたと伝わる「開運大毘沙門天王」。11月3日の延年講の日のみ御開帳します。
- 客殿 — 田沼意次が城主であった相良城の御殿を天保8年に移築。柱・梁・小屋組は当時のまま、豪壮な城郭御殿建築が残ります。令和元年に耐震改修とバリアフリー化。最大54席。
- 新客殿 — 毛利元就邸を模した入母屋・逆勝手書院。廊下は無垢の欅に漆塗り、格天井は本漆塗り。平成14年完成。最大24席。
- 三光堂 — 日天子・月天子・明星天をお祀りします。観松蔵とはテラスでつながっており、朝のお勤め・瞑想・ワークショップの会場になります。
- 鐘楼堂・洗心園・位牌堂・宝物殿・一休茶房・大慶寺パーク — 鐘は毎朝6時に6回。宝物殿は随時・無料でご入場いただけます(田中城・大塚荷渓家関係の資料)。一休茶房ではドリンクをセルフでどうぞ(Wi-Fi・エアコン完備)。
客室・料金









観松蔵は、日本の伝統的な建築である「蔵」を現代的に読み替えた空間です。蔵とは本来、大切なものを静かに守り、時間とともに蓄えていく建物。外界から少し距離を置き、内側を整えるための場とも言えます。そのあり方を背景に、観松蔵は「こころかえる場所」 — 心が還る場所であり、同時に心が変わる場所としてつくられました。
1日1組限定の一棟貸し。104㎡の一棟に、ベッドルーム2室と和室、キッチン付きのリビングダイニング、浴室が収まります。2階には床から梁上まで広がる大開口の窓。目の前は樹齢770年の久遠の松で、朝と夕、季節と天気で、同じ窓がまったく違う表情になります。
浴槽は、約50年前に大慶寺で実際に使われていた水行桶(すいぎょうおけ)を再活用したものです。寒の内に僧侶が身を浄めてきた桶に、いま宿泊のお客様が身を沈める — このお寺の時間の続きに入るような入浴体験です。
| 人数 | 料金(1泊・1棟あたり) |
|---|---|
| 2名まで | 33,000円 |
| 3名目から | 1名につき +8,800円 |
| 幼児 | 無料 |
- 最大10名までご宿泊いただけます(例: 4名 50,600円 / 6名 68,200円 / 10名 103,400円)。
- 上記は素泊まりの1棟あたりの料金です。体験プログラムは別料金です。
- 表示は税込。最終的な金額・空室状況・キャンセルポリシーは、ご予約ページの表示が正となります。
お食事はキッチンでの自炊、藤枝宿の商店街へ出る、仕出しの手配(要相談)からお選びいただけます。ベジタリアン・アレルギーのご要望は、ご予約時、遅くともご宿泊の数日前までにお知らせください(食材の手配が必要なため、直前のご連絡ではお受けできないことがあります)。
施設・設備
- 最大10名(1日1組)
- 104㎡ 一棟貸し
- Wi-Fi
- キッチン
- 浴槽(水行桶を再利用)
- 洗濯機・乾燥機
- 冷暖房
- ヘアドライヤー
- 無料駐車場
- セルフチェックイン
- IN 16:00 / OUT 11:00
- 庭園
- 2階へは階段
- ペット不可
- 禁煙
- 安全設備
体験
観松蔵に隣接する三光堂を会場に、住職・大場唯央がご案内します。日々の暮らしの中では目を向けることの少ないテーマに触れる時間です。言葉を交わし、静かに内面と向き合ううちに、自分の価値観が少しずつ揺らぎ、本当に大切なものが浮かび上がってきます。
⚠️ 体験は宿泊とあわせたオプションです。ご予約時またはお問い合わせでご希望をお知らせください(予約サイト上での事前決済には対応していません)。内容のカスタマイズ・企業研修も承ります。



朝の体験
- 朝のお勤め(瞑想 または 絵馬祈祷) — 日天子・月天子・明星天をお祀りする三光堂で。テラス伝いに、寝間着のままの距離で参加できます。
- 水行(すいぎょう) — 冷水で身を浄める、日蓮宗に伝わる行。住職は11月1日から翌年2月10日までの寒中100日間の大荒行堂(1日7回の水行と4回の勤行、そして「万巻の読経」)を修めた修法師です。
日中の体験(各90分)
- マインドフルネス瞑想 — 心を落ち着け、冷静に意思決定し、自分の内なるパーパス・生きがいを感じ取る力を育みます。
- 知恩報恩ワーク(おかげさまの循環) — 普段は気づかない「おかげさま」に気づき、それを他の誰かに廻していく。
- リフレクションワーク(懺悔の時間) — 自分自身に向き合い振り返り、仏さまが見守る安心・安全な場で手放す。
- 死の体験旅行® — 欧米のホスピスで、医師や看護師が患者やご家族に寄り添うために考え出されたグリーフケアのワークショップを、誰もが自然に受けられる形にアレンジしたもの。
- デスカフェ / 死生観を整えるワークショップ — いかに死ぬか、いかに生きるか、何を大切に生きていくか。
- 心かえる唱題瞑想 — 日蓮宗の伝統的な唱題行にマインドフルネス瞑想を組み込んだ修行法。
- いのちの積み木 / Well-being dialogue — ご先祖を通じて感謝の気持ちを育てるワーク、幸福度研究に基づく対話の会。
御朱印・寺子屋活動(ご宿泊とは別に、どなたでも参加できます)
- 月替わり御朱印(御首題) — 二十四節気・七十二候を題材にした下絵を、藤枝市出身の絵本作家むらまつけーじさんが描き下ろした季節の御朱印。⚠️ 対応日が決まっています。
- 月参り(おかげさまのワークショップ) — 月初めの御朱印対応日に開催。参加者には特別な御朱印を授与。
- おそうじの会(temple morning) — 毎月1日の朝7:30〜8:30。手ぶらでOK・途中参加/離脱OK。
- 写経のじかん — 原則 奇数月の第3日曜。道具は揃っています。椅子席・空調完備。
年間行事 — 盂蘭盆施餓鬼会(8月8日)、延年講(11月3日・開運大毘沙門天王の年に1度の御開帳。酉の市・開運福引き・まとい行列で商店街が賑わいます)、星祭・節分祈祷会(小寒〜節分)、冬至水行祭(12月第3日曜)、高座バトル(11月第3日曜)、春・秋彼岸。
⚠️ 開催日・内容は変更になることがあります。最新情報は大慶寺公式サイトのブログ・SNSでご確認ください。
アクセス
〒426-0025 静岡県藤枝市藤枝4丁目2-7 / 電話 054-641-1229
Googleマップで開く(経路を調べる) ↗
- JR東海道本線「藤枝駅」北口からタクシーで約10分(1,000円程度)、またはしずてつジャストラインのバスで「千才」下車・徒歩1分
- 東名高速「焼津IC」より約10分 / 新東名高速「藤枝岡部IC」より約10分
- 駐車場は無料 — 表25台(大型バス2台可)・裏35台。⚠️ カーナビで検索すると裏門へ誘導されることがあります(表駐車場・山門は上伝馬商店街側です)
周辺 — 大慶寺は旧東海道・藤枝宿の上伝馬商店街 ↗の一角。商店街には、大慶寺が企画し一般社団法人andonが運営するシェアキッチン「mitta(ミッタ)」 ↗があり、日替わりでさまざまな出店者が店を開いています。徒歩10分に「花・水・鳥・笑顔」がテーマの蓮華寺池公園 ↗、車で10分に温泉や陶芸センターのある瀬戸谷エリア ↗。
よくある質問
観松蔵はどのようなお部屋ですか。何名まで泊まれますか。
観松蔵は 1日1組限定の一棟貸し です。104㎡の建物に、ベッドルーム2室(セミダブルベッド4台)と和室(お布団6組)、キッチン付きのリビングダイニング、浴室が収まっており、最大10名さままでご宿泊いただけます。2階の和室には、久遠の松を望む床から梁上までの大開口の窓があります。
チェックイン・チェックアウトは何時ですか。早めに着いてしまう場合は。
チェックインは 16:00〜、チェックアウトは 11:00 です。お部屋の準備ができていれば早めのチェックインも可能で、準備前でもお荷物はお預かりできます。ご希望の場合は事前にお知らせください。スマートロックを備えていますので、遅い時間のご到着でもセルフでチェックインいただけます(手順は当日お送りします)。ご到着予定時刻をお知らせください。
備品・アメニティには何がありますか。
シャンプー類・ヘアドライヤー・基本の備品、冷暖房、Wi-Fi、洗濯機・乾燥機をご用意しています。キッチンには冷蔵庫・コンロ・電子レンジ・食洗機・調理器具・食器・基本の調味料が揃っています。浴槽は約50年前に大慶寺で使われていた水行桶を再利用したものです。火災報知器・一酸化炭素警報器・消火器・救急箱も備えています。ベビーベッドの利用可否についてはお問い合わせください。
バリアフリーですか。段差はありますか。
境内・本堂・客殿・墓地は、車椅子やベビーカーでも移動できるようバリアフリーにしています。⚠️ 観松蔵の2階(和室・大開口の窓)へは階段でお上がりいただきます。 1階のリビングダイニング・ベッドルーム・浴室は同一フロアです。
ペット同伴や喫煙は可能ですか。宿泊施設はお寺の敷地内ですか。
観松蔵は大慶寺の境内、三光堂のとなりにございます。ペットの宿泊と喫煙は禁止されています。飲酒は、派手な宴会や騒音を伴わなければ問題ありません。
体験はどう申し込みますか。御朱印はいただけますか。
体験は宿泊とあわせたオプションです。ご予約時、またはお問い合わせでご希望をお知らせください(予約サイト上での事前決済には対応していません)。御朱印は月替わりの御首題を授与していますが、⚠️ 対応日が決まっていますので、大慶寺公式サイトのブログ・SNSでご確認ください。
ベジタリアン・アレルギーなど食事の対応はできますか。
ご相談ください。ご予約時、遅くともご宿泊の数日前までにお知らせいただけると対応できる可能性が高くなります(食材の手配が必要なため、直前のご連絡ではお受けできないことがあります)。観松蔵はキッチン付きですので、自炊や、藤枝宿の商店街での外食もお選びいただけます。
予約は確定していますか。銀行の明細に見慣れない金額が出ています。
ご予約は確定しております。ご予約直後に銀行やカードの明細に表示される金額は、多くの場合 カードが有効であることと利用可能額を確認するための「オーソリゼーションホールド(与信確保)」 であり、実際のご請求ではありません。実際のお支払いは、ご宿泊日に近い時期に処理されます。いま何かお手続きいただく必要はございません。お心当たりのないメールに記載されたリンクからカード情報を入力しないでください。 お部屋の変更などでご予約番号が変わり、キャンセル通知に見えることがございます。
キャンセル・日程変更はできますか。
キャンセル料は ご予約時に表示されたキャンセルポリシー(予約サイトごと・プランごとに異なります)に従います。無料キャンセル期間を過ぎている場合はキャンセル料が発生します。日程・人数の変更は空室状況によりますので、まずはメッセージでご相談ください。 手続きは、ご予約サイトまたは予約確認メールのリンクからお願いします。
日本語が話せません。英語で問い合わせできますか。
はい。英語でお問い合わせいただけます。ご予約サイトのメッセージ機能、または当サイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。
仏事・お墓のご相談
大慶寺は、宿坊のほかに供養・葬儀・祈祷・水子供養・生前法号(戒名)授与・墓地・永代供養を営む、地域の「かかりつけのお寺」です。檀家・檀徒だけでなく、菩提寺のない方、法事のセカンドオピニオンを求める方(松の実会員)も受け入れています。大切な方とゆっくり向き合う「夜供養」(三光堂で1日1組限定)や、グリーフケアの学びの場も設けています。
